誰がVIを殺すのか（脚本）

あらすじ

　文明崩壊以前から存在すると言われる迷宮には、失われた超技術で作られた迷宮魔道具(アーティファクト)が最奥に眠っている。中でも、人類史上誰1人として踏破したことがない難攻不落の迷宮では、世界の理すら作り変えることのできる迷宮魔道具(アーティファクト)を手に入れられるとまことしやかに噂されていた。
　列強同士が睨み合い、今にも戦いの火蓋が切って落とされそうな情勢の最中、列強各国は難攻不落の迷宮の迷宮魔道具(アーティファクト)を手に入れるため、精鋭を派遣する。個人の冒険者の中にも、人類で最も誉高い迷宮踏破者の名誉を得ようと攻略を志す者たちがいた。
　ある時、迷宮の試練は生き残り戦(デスゲーム)仕様に作り変えられ、数多いる攻略志望者たちの中から選ばれし者たちが攻略に挑むことになる。
　迷宮の試練の規則は以下の通り。攻略者には胸に魔術刻印が刻まれており、全員で12人存在する。魔術刻印は、発動すると刻印が刻まれた者を死に至らしめる。攻略者には1人1冊書物が配られている。書物には攻略者各人によって異なる、魔術刻印の解除条件が記載されている。迷宮攻略の制限時間は72時間。迷宮外に出れば死亡、一部の時間と区域で暴力行為を働けば死亡。魔術刻印を解除するためには、他攻略者の魔術刻印を集めることが条件の者もいれば、他攻略者全員が死亡することが条件の者もいる。そして、生き残った者には、残りの人生遊んで暮らせるほどの賞金と迷宮魔道具(アーティファクト)、そして迷宮初踏破者という名誉が与えられる！