第一章 〔裏生徒会と警察特殊捜査科〕

8/13
前へ
/14ページ
次へ
咄嗟に理事長に授業数免除を頼み全員、一斉に立ち上がって理事長室を出て走って情報室に向かう。 情報室の鍵は俺達が持っている為に普通の人が鍵を開けれないはずである。 (ピッキングか…。はぁ…カードにしなきゃなぁ) カード認証にする為に俺は走りながら父親にメールを送る。 情報室と言うのは、全校生徒の情報を管理する部屋である。 この高校には職員室の隣に小さな部屋がある。そこに情報室があるのだが、 生徒玄関の近くにあるにも関わらず、 分かりにくいようにしてあるのに その部屋を探し当てるとかある意味すごい。 そう思っているうちに情報室の扉の前についた。 鍵を見てみると、俺の予想をはるかに超えていた。 鍵をこじ開けて部屋に入っていたようでボロボロになっている。 ーーピロリン… メールが届いた音がすると俺はポケットにある携帯を取り出した。 送り主は公安警察官である快斗の父:高倉 壱琉さんである。
/14ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加