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私は産まれた時から女だ。
36年、女をやってきた。
私は17歳で妻と母になった。
妻は2年でお役御免になったのだか…
決していい母親ではなかった。
今でも。
家庭環境のせいにするわけではないけど
息子に対してどう愛していいのか、
19年たった今でも手探りでわからない。
ただ意思の疎通が出来るのと、
若干の世間との関わりで
息子なりに私への接し方はわかってきたみたい。
今では上手に扱われてます。
わたくしが。笑
そんなこんなで本格に女で商売をする様になったのが、離婚後
離婚して最初の仕事はパチンコ屋の店員さん。
すごくいい店長さんで、母子家庭というのも加味してくれシフトが中番という私専用のシフトを組んでくれていた。
まだ幼かった息子は保育園に行っていたので
急なお迎えやインフルエンザの様な感染症で1週間休まなければいけない時は
急遽遅番に変えてくれるという
とても優遇された職場だった。
私の身体が悲鳴をあげた。
職業病とも言える、ギックリ腰と同時に右肩が壊れてしまい、箸ももてない状態に。
店長はゆっくり治療しな、と言ってはくれたもののこちらは生活がかかっている…。
退社という事になった。
それが20歳の出来事。
20歳。
初めて水商売に飛び込んだ。
職業 女になった最初だ。
身体の調子が良くなるまで。
母との約束でお店に出た。
母は水商売を凄く嫌がった。
昔の人だし、田舎だから余計そうだろうが…
水商売に入った事
最初に勤めたお店が人生を大きく変えたと
この時は知るよしもなかった…
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