第3話 ギルドの初仕事

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するとアレンの目の前に1人の男が現れその魔力の塊を剣で切り裂いた。 「あ、あなたは総帝長!」 「よう!水帝!お前死ぬ所だったな、うぷぷ」 「わ、笑う所ではありませんよ!彼の瞳には全属性の魂が宿っていたのでもしやと思いましたけどそのもしやが来たんですよ!」 アレンの前で思わず笑いを堪えている男。名はアール・クリスティア この5カ国中、騎士団トップの実力を持ち、世界で三本の指に入ると言われている男。 彼こそが総帝騎士団 団長でありこのスターダストギルドのマスターである。 「そうかそうか!それで少年、名前は?ってありゃりゃ、魔力の使い過ぎで気絶しちゃってるよ。クリスティーこっちに来て彼を医務室へ運んであげて。」 「あっ、はい。」 クリスティーは返事をするもの一向に動こうともしなかった。いや、ある出来事が起きて驚きすぎて動けなかったと言った方が正しいであろう。 そこに居たマスターとアレンはクリスティーに声をかけようとした時クリスティーは自分の手に持っている水晶玉を見ろと目線で合図した。 「水晶玉?それがどうしたんだ…お、おいおい。嘘だろこんな事あるのかよ。ヒビが入って真っ二つになるのは初めて聞いたぞ。」     
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