夏の囚人
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夏が来る度思い出す 一年目、みんなと見た花火、むせるような汗の匂い、想い焦がれて、狭い部屋でひとり 二年目、ふたりで見た花火、甘く絡み付く君の匂い、想い遂げた、狭い部屋にふたり 三年目、君が誰かと見た花火、纏わり付く鉄の匂い、降り下ろした想い、狭い部屋に独り 小さな窓から見える空、幾度目かの、夏が来る度忘れられない
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