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逃げて良い……
そんな選択肢、ミーにはなかった。
ミーはいつだって立ち向かおうって、そんな事ばかり考えてて……いつの間にか自分の首を絞めてたのかな……
アヤのその言葉からは、そう言ってるように感じられた。
「ねぇ、なんでそこまで言ってくれるの?」
「ユーとアヤはもう友達だからッス!!」
「えっ……!?」
「なーんて、結愛の言い方真似してみたッス。似てるスか?」
アヤはテヘヘと頭を撫でながら下をペロッと出した。そして、胸の前で手をクロスにして優しく目を瞑る。
「実は、リナっしーもそうッス。ケイだって、二人とも頑張り過ぎてるッス。……だけどアヤには分かるッス。どれだけ気丈に振る舞われても、一度言葉を交わした友達の真意は見えてるッス。分からねぇフリしてるスけどね~♪」
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