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俺は毎週彼女と会うのが楽しみになっていた。
彼女からしたら俺は視界に入ってもきっと他の景色と同じように認識されていて、きっと見えていない。
俺は彼女からしたら透明人間のようなものだろう。
別にそれで構わなかった。
ただ毎週、彼女の姿を見ることができたら、それが俺の小さな楽しみになっていた。
そして彼女と毎週同じ電車で会うようになって数か月の月日がたった頃だった。
その日、彼女はいつもと違った。
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