いつもの二人

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**** セックスの後で、伊都と一緒にシャワーを浴びた。バスルームでも、さっきいったくせに、伊都は私のおっぱいを触ったり秘部を指でこすったりしてきて、結局、お風呂上がりにもう一回セックスをした。 「寧々、明日暇?」 セミダブルのベッドに二人で横になったら、伊都は今までと違って優しく抱きしめてくれた。キャミソールにハーフパンツの私と、上半身裸でハーフパンツだけを履いた伊都。お互いの体温を近くに感じて、子供のときに一緒にお昼寝をしていたときのことを思い出す。 「暇だけど。」 「映画行こう。俺、見たい映画があるの。」 伊都は年間100本近く映画を見るぐらいの大の映画好きだ。 「いいけど。」 「じゃあ決まり。」 「そのかわり付き合ってあげるんだから、美味しいものご馳走してよね。」 「はいはい。分かりました。」 これはデートなのだろうかといつも思う。セックスをした次の日、伊都はよく出かけようと行ってくれる。映画にショッピングにドライブに。そういう時はエッチなことはしない。たまに触ってくる時もあるけど、下心的なのは感じない。 伊都とセックスするのも好きだけど、誘ってくれることがただ素直に嬉しい。そして、そういう関係がずっと続けばいいのにと思っている。
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