ゴッドハンドの捜索

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“藤岡君!さっき頭撫でてくれてたのって、藤岡君だったりする?” 素直に聞いてみた私に、 “田中(私)から話しかけて来るの珍しいな( ̄∀ ̄)そうだよw なんか寝入ってるから今が撫でるチャンスだ!って思って撫でちゃった。いっつも色んな人に撫でられてるからどんな触り心地なのか気になっちゃって(^ω^) てか、さっきのことちゃんと覚えてる? 自分から手に頭擦り付けて甘えた声出してたの…あれは素?それともアプローチ??w” と、怒涛の勢いで聞かれてしまって、若干私は顔が赤くなっているのを感じながら、 “寝ぼけてました(´・_・`)キモいことしてごめん。” とすぐに謝ると立ち去ろうとしたのですが、富岡君は私の手をつかみ、引き止めて来ました。 “ふーん。あれ、素でやってたんだ。 撫でられて気持ちよかった?可愛いなwww” と言葉責めをして来ます。 もう私の顔は真っ赤っかですよ!無理無理無理無理!!!!素直に気持ちよかったって言えないし、可愛くないもん!ってツンツンも出来ないです。もう、只々恥ずかしくて、 “ゴッドハンドの持ち主が確認できてよかった!起こしてくれてありがとね、富岡君!!ご迷惑おかけしましたぁぁぁ!!!” と叫びながら、全身の力を一気に放出して富岡君の手から抜け出し、自分の席に戻って行きました。 あれ以来、富岡君は私の赤面癖をネタにしてきたり、頭を撫でに来ます。周りの女子の視線が痛いのでいつも怒っているのですが、私は富岡君に撫でながら優しくされるとどうでもよくなってしまいます…
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