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「…矢田ちゃんが、そんなに悩んでいるなんて…」
「…当然さ…」
「…当然って?…」
「…菅野は、テレビで私の悪口を言ったのさ…」
「…テレビで、矢田ちゃんの悪口って?…」
ねーさんが、驚く。
「…私は許せんのさ…」
私は言った。
「…わかった…矢田ちゃん、力になってあげる…ちゃんと話を訊かせて…」
「…そうか…」
私は言って、再び、席に着いた。
内心、嬉しかった。
前薗ねーさんは、私より頭がイイ…
当然、なにか良い知恵を出してくれるに決まってる。
私はねーさんの言葉に、期待した。
私の大きな胸が期待に膨らんだのだ…
<続く>
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