4484人が本棚に入れています
本棚に追加
/910ページ
え、えーと、いや……。
「わかった。
行ってやろう」
「だから、なんなんですか、その上から目線~っ」
と言ったとき、蒼汰が開いたままのドアに手をかけ、口づけてきた。
「……おやすみ」
そのまま、扉が閉まる。
なんか、まずいな、とようやく思った。
普通に恋人同士のように過ごしてるような気がーー。
一瞬、間を置いて、扉を開けた。
そういえば、見送らなくていいのだろうかと思ったからだ。
すると、蒼汰は扉の横に立っていた。
「なに隠れてるんですか」
最初のコメントを投稿しよう!