終章 密室の中で……

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「怖かったよーっ。  陸人くんに閉じ込められてさ」  陸人が聞いていたら、怖かった!? 誰が!? というところだろうな、と思っていた。 「やっぱり君は女神様だ」 と凛子を抱きしめる。 「仙人は騒ぎを呼ぶ仙人でしたね……」 と凛子はもう普通に動き出したエレベーターの扉を振り返りながら、力なく言っていた。
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