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「ほぉ……!今まで様々な魂の輝きを見てきたが……ここまで輝きを見せる魂達は初めてみた」
そう、真理の扉の前でその物語を眺めていた
少女は呟いた
扉以外何も無い白い部屋でただ一人漂う
その時だった
真理の扉にある溝に青い光が宿る
「なんじゃと……?」
運命を見届ける役割を持つ彼女は驚きを隠せず
何も出来ずにその顛末を眺めるだけだった
それが終わった。
その後、彼女は「これだから世界は面白い…!」
そう強く言うのだった
そこには終わったはずの物語が
その物語の歯車は始まりから動き始めた
「我は運命の見届け人…その新たな輝き我に見せてみよ……!」聞く人は誰もいないその空間の中でそう叫ぶ
目的も願いすら誰にも分からないその少女は
その光景に釘付けになるのだった
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