ご挨拶

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前作のあらすじ 「――生キタイカ?」 「母」のような女に捨てられ、途方に暮れる、幼い「私」のもとに現れた影、森に現れる狼、自分とは何か葛藤する魔女の「私」。 せめぎ合う「私」の中の住民たちに「私」はどんな決断を下すのか。 森に現れた狼は実は魔王(イケメン)でした!? 魔王に頼み、「私」は殺してもらうことになった。 そうすれば、彼女らと「私」が分離出来ると思ったからだ。 遂にその日がやってきて、魔王は私を魔法陣の上に立たせて魔法をかけた。 さようなら――。 目が覚めた時そこはいつもの光景。 ディアが私に朝の挨拶をし、しかし周りにはいつもとは違う者達がいた。 アリーシア、ミズキ、ルリ。 私の中の3人が、そこにいたのだ。 どういうことかと魔王に尋ねると、どうやらメシアひとりを殺すなんてしなくても、魔王ならひとりを4人にすることなんて造作もないことらしく、「私」と私の中の3人とを分離させたらしいのだ。 ここから始まるのです、私たちの新しい生活は――。
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