ともしび

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ともしび

 この体の中に息づく何かは、私を蝕んでいく。  生きるとはなんて残酷で救うようがなくて、不公平なのだろう?  いっそのこと、私の全てを氷漬けにしてしまえば、何も悩むことがなくなるのかもしれない。  考えること、思い悩むこと、人を好きになること。  もしかしたら、これらの全てが大罪なのかもしれない。  そんなことを暗闇の中で一人かんがえる。
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