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その頃ザムロフは魔法の研究に没頭していた、その時大臣が息を切らしてザムロフの前に現れた。
「ザムロフ様、我らの国に勇者が志願しにきました。」
「なんと、その者をここへ通せ。」
ザムロフは大臣の話を聞くと驚いて勇者らしき人物をここに連れてくるように指示した、それから長らく時間が経ちザムロフの前に勇者が現れた。
「お初目にかかります、私はクリフトと申します、以後お見知り置きを。」
勇者は自分の名をクリフトと申した、その姿は腰に剣を身につけており、背中には弓矢を背負っているのがザムロフの目に映った。
「ふむ、お主は弓が得意そうじゃな。」
「はい、ザムロフ様にお会いできて光栄に存じます。」
クリフトはザムロフに頭を下げて家臣になる願いを心に込めていた、そんな彼を見たザムロフはクリフトに口を開く。
「よろしい、今日からクリフトは我が国の勇者である。」
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