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「どうぞ。」
促(うなが)させれた。
「お飲み物は紅茶で宜しいですか? と、言いましてもこれしか無いのですが。」
『タカタカ』笑った。
カップに注がれた紅茶が出されると、鼻孔が擽(くすぐ)られた。
髑髏が一口し、
「先ずは、性別から決めましょうか?」
「性別ですか?」
「はい。今の◯◯さんは男性ですが、転生希望ならば変更は可能です。」
「そうですね…。」
ふと、気になり
「変更できない場合ってあるんですか?」
「御座います。転移希望だと、性別の変更は不可能になります。」
納得な答えただった、確かに転移だとそのまま異世界へ行くのだから…
「今からでも、転移は可能ですか?」
「いえ、転移希望の方は担当係のものが肉体が使用不能になる前に回収に参ります。◯◯さんの場合はもう肉体が使用不能でして。」
確かに、事故で体が潰れた感触があった。
「では、男性でお願いします。」
「性別は男性と…。」
鞄から出した紙にペンを走らせる。
「年齢はいかがいたしましょう?」
「年齢…。」
考えなくても、
「16歳で。」
「年齢16歳と…。」
主人公と言えばの年齢を選択するのは当然である。
「体型…、身長と体重はどれくらいにいたしましょう?」
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