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「えっと、170cm、60kg…。筋肉質って選べますか?」
「選べますよ。」
「では、それで。」
「はい。」
ペンで欄を埋め、備考に『筋肉質』と書いた。
「目、肌、髪と色を選べますが…。」
「細かく選べるのですね。」
「はい。なんでも、ストレスをあたえないためだとか…。」
「ストレスですか?」
「転生、転移に限らず世界を渡ると言う事は循環なのです。その循環を妨げるのがストレスなのですよ。」
「よく解りませんが、ストレスはどこの世界でも良くないと…。」
「そう、思っていただければ…。」
髑髏が顔を近づけて来て、
「ここだけの話、私も良く解っていないのですよ。」
その言葉に思わず吹き出してしまった。釣られる様に骸骨も『カタカタ』笑う。
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