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「そうですか…。」
更に考えて、
「では『魔法とロボットのファンタジー』世界はどうです?」
「そちらは、先程よりも混み合っておりまして…。少し前から大人気の転生先に…。」
申し訳無さそうに言った語尾は声が小さくなっていた。
「最近の転生先の注目世界『原始時代』は、今でしたら多少は空きがございます。なんでも、漫画の影響とかで、人気が急上昇ですが…。」
どうするか? 思案中…。
「やっぱり『剣と魔法のファンタジー』にします。」
決意して、
「多少は、待っても俺が希望する転生先が良いです。」
「そうで、御座いますね。」
と、ペンを走らせた。
「では、ここにサインをお願いします。」
と、先程と同じ様にペンを渡してくれた。
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