河川敷と待ちぼうけ

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「ところでさっき凄い笑ってたけどー、何か楽しい事でもあったのかー?」 「あ?」 あいつの質問に俺はプルトップに指をかけたまま動きを停止し、さっきまで考えていたことを振り返った。 「あー…」 仮にこいつに説明したところで果たして理解できるだろうか、いやそれは無い、せいぜい途中から訳が分からなくなって「そっかー」と笑って、それで終わりだろう。 「なんでもねぇよ、それより温くなる前にとっとと飲もうぜ」 「あっ、そうだなー、温まらない様に走って行ってきたのにもったいないもんなー」
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