絶望そして

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     気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い……気持ち悪い気持ち悪いキモチワルイ。          産まれてきた事に価値を持って生まれるものなんて数少ない。    殆どが誕生して欲しいと望まれただけで産まれることに価値を持って欲しいなんて望まれる事はほぼ無いだろう。        結局価値なんてその人の生き様だ。      そして、私はこの言葉を兄妹たちによく言った。  "価値を持って生まれるものなんて数少ない。価値を持たせるのは結局自分だ"なんて    本当に厨二臭い。        だけど、こんな事をほざいた当の本人も人生に価値を見出してなんかいない。    ましてや、生きる事に意味も感じれなくなっている。        こんな人生を生きてみたいなんて夢もない。    全てがぼやけてて夢も分からない。          だから取り敢えず小動物をかった。  白くてふわふわで馬鹿で可愛い兎を            そして可愛いこの子達が死ぬ時が私の死ぬ時と運命よう。    なーんて馬鹿な事を決めた。              多分こんな私がもし異世界トリップ出来たとしてもなんの意味もなく足掻きもせずその世界で生きていくんだろうな。でもそんな世界もいいな。                        そんな私が望んでいた人生はまず女性の身体じゃない。  女やめた後に男と付き合いたいっと言うのだから。  その後人生は苦労だらけなんだろうなと思い貯金を見て諦める。          あぁ、自分が望んだ事で受ける苦労なら受けてみたい。            なんて他者からみれば馬鹿げているんだろうな。
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