1人が本棚に入れています
本棚に追加
― イスリーダ帝国領 ―
世界中から軍が集まる。伝承によればこれから人類存亡を賭けた戦いが始まるのだ。
「封印石を石版に並べるんだ。こらから光臨の儀式を行う」
封印石が輝きを帯びる。光が空に吸い込まれてゆく。
「あれは。空に・・・」
空に黄金の宮殿が姿を現す。
「あれが伝承にある天上宮。あそこに天球石が」
天への回廊が現れた。それと同時に翼を持った様々なモンスターが現れる。
「これが最後の戦いだ。皆の力を貸してくれ」
地上で諸国軍勢が異界の魔物とぶつかり合う。魔物討伐隊の精鋭は天上宮に侵入するのであった。
― 迷宮攻略天上宮 ―
迷宮内では神話のモンスターが襲い掛かってくる。
「これはフェンリルか」
巨大な狼が襲い掛かる。
「フェンリルなら私に任せてもらおう」
「ロイ! おまえ戦闘経験があるのか?」
「ない。でもフェンリルなら俺しかいない。皆は先に進め」
「マジか。でもわかった。ここは任せる。死ぬなよ」
たぶん何とかなるだろう。たまにお茶目なやつである。
先を進む。
「うわっ。ビビッた。あれは真紅のドラゴン」
巨大なドラゴンが咆哮を上げる。
「ここは私がいくわ。」
「メリアさん!」
「ちょうどドラゴンの素材が欲しかったの。赤は貴重だから。フフフ」
「助太刀しますわ」
「ニア!」
「ドラゴンは貴金属を収集すると聞きます。見つけて平和のために使いましょう」
それは持ってるのか疑問だが。女とはドラゴンよりも恐ろしい存在である。
「わかった。頼んだぞ」
ここも大丈夫そうなので先に進む。
「アチチッ。この火炎はキマイラか」
巨大な獅子が襲い掛かる。
「相手にとって不足なし。ここはワシが行こう」
「ゼイオルグ様! 腰は治ったんですか?」
一応確認してみた。
「ではサポート致しましょう」
「フェンさん! ではここはお任せします」
もう誰もいなくなるけど。
先を進んだ。
最初のコメントを投稿しよう!