異界光臨編

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  ― 魔が封じられた土地ゴルモレイ ―  「ニーア様!大変ですぜ。異界の魔物が攻めてきました。」  「ピーピー煩いね。あんたらそれでも魔族かい?舐められたんじゃあお終いなんだよ。押し返してきな!」  「そんなぁ。こっちも総出で当たってるんですぜ。でもあいつ等ウジャウジャ沸いてきやがって」  「泣き言なんか聞きたかないねぇ。あんたらそれでも男かい・・・・・。仕方ないねぇ。一気に蹴りをつけるよ!あんたたちついて来な」  「へい!」   「ここはアタイたちの縄張りなんだよ。余所者は叩き潰す!」  「・・・・・・・」  「・・・・」  「・・」  ― 迷宮攻略双子宮 ―   迷宮内では巨人型のモンスターが襲い掛かってくる。そして迷宮最奥で現れたのは双子巨人ビュトンだった。ニーア一行を阿吽の突きが襲う。  「ぎゃぁ!ぐはぁ!」  「クソ。鬱陶しいねぇ。あんたら役にも立たないねぇ。なんとかリズムを崩さないと。このままじゃジリ貧になっちまう・・・」  その時、不意に扉が開いた。  「なんだ!一体どうなってる。おまえはニーア!」  「ちっ。レイアスかい。仕方ない・・・。ねぇ。一旦休戦しないかい?こっちもこいつらに困ってんのさ。アタシと組めばこいつらに勝てるかもしれないよ」  「・・・・・・・仕方ない。今回だけだぞ」  「上等!」  「そっちのデカブツの相手は任せたよ。こっちはこのデカブツを殺る」  そして人間と魔族の共同戦線が開かれた。  「やぁ!」 「とぉ!」  激戦が繰り広げられる。そして・・・  「ソウルクラッシュ!」 「メテオストーム!」  「グワァァァァアァァァ」  「殺ったわ。今回はあんたたちが役に立ったわね。褒めてあげるわ。それはあんた達に預けておいてやるよ」  ニーアは立ち去った。  「・・・・・・次に会ったら容赦しないからな」  双子の巨人球をゲットした。  「よし次に行こう」  次の地へ向かう。
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