異界光臨編

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   ― ファメル王国領 ―  「ゼイオルグ様!」  「レイアスの小僧とお嬢ちゃんか。」  「はい!こっちの戦況はいかがですか」  「ふむ。全軍挙げて総攻撃をかけて封じ込めに成功しとる。すでに磨羯宮は陥落。やぎの首領は討ち取った」  「なるほどでは残る1宮も時間の問題ですか」  「いや。そうでもない。問題が発生しとる」  「敵の抵抗が激しいとかですか」  「そうじゃないんだが。実は前の戦いで張り切り過ぎてギックリ腰になっちまった。てへっ」  「いやっ。ギックリ腰って・・・。迷宮攻略どうするんですか」  「ふむ。ちょうど、どうしたもんかと思っとったんだ。小僧が代わりにやってくれんか」  こうして宝瓶宮の攻略が始まった。  ― 迷宮攻略宝瓶宮 ―   迷宮内では水棲のモンスターが襲い掛かってくる。そして迷宮最奥で現れたのは神秘の水瓶王テンピレウスだった。一行を怒涛の水流が襲う。  「この水圧!近づけない」  「こうなったら接近戦でやるしかない。くらえセレスティアルブレード」  ジャンプして上段からの攻撃。  「何」  水瓶でガードからの水瓶による殴打攻撃。  「クソっ、やるな。だがこの距離なら。くらえファイナルアタック」  「グィィィィィィ」  「ふぅ。何とか倒せたぜ」  「あれを見てください」  水瓶球をゲットした。  ・・・・  ・・  ・  「小僧やったか」  「はい、なんとか」  「うむ。よくやったこれを使わす」  羊王球ををゲットした。  「これから先は若者の時代だからな。鍛錬するんじゃぞ」  馬に跨って行ってしまった。  「しかし・・・・本当にギックリ腰なのか? まぁいい、全ての石を集めるまでもう少しだな」  次の地へ向かう。
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