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「そうはいっても、俺たちはもう高校生だぞ?夢は見るべきだけどそろそろ現実に向かっていかんとなあ。」
「そのためになんか趣味を始めるとか、興味のなかった分野に足を踏み入れるとかなんかアクションを起こさないとあっという間じゃよ。」
「お前は俺に何を教えてくれようとしているんだ…。だが心に響かんわけではないな。」
こうして俺たちは漫才の道へと足を踏み入れたんだ。
「適当なナレーションで物語を進めようとするんじゃあない。現実を見ろ。」
やはりこのツッコミ力、待っていろ漫才1グランプリ。
「そういえば俺の話した有益な人生を過ごすための時間論の話に戻るがお前はそこまで完璧な登校を構築して、お前は夜な夜なナニをしているんだ?」
「変換ミスのせいで俺が性欲の権化みたいな印象を読者に与えるのは良くない。ただ確かに俺は何をするわけでもなく時間に追われているような、急いているのは間違いないなあ。」
「だから、その生活リズムを改善して俺たちで天下を取ろう。」
「どうしても天下を取りたいようだが、もっといくらでもあるはずだろう音楽でもなんでも。」
意外だった。最近の若いやつとは言えばやれ動画サイトでチャンスをとか、つまらないやつが面白いやつを見て面白いやつになって楽に生きてぇ~としか考えてないと思ったがこいつには音楽という夢があった。
「やるなら若いほうがいい。ボーカル&ギターはお前で俺はベースだ。夢はでっかく武道館だ。」
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