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誰か助けてくれぇええええ。
レイアス?「コレはどういうことなの?」
銀髪のお姉さん「どうと言われてもね。逆に聞きたいわね。あなたは大丈夫なの?レイナ。」
レイアス?「れい、な?誰?」
すると、近くからもう二人の声が聞こえてきた。
赤髪のコック青年「おいおい!何があった!大丈夫か?すごい光だったが。」
金髪神官服大男「.......コレは。」
レイアス?「もう、何なのよこれはーーーー!!」
状況整理するレイアス(レイナ)達。
赤髪のコック青年「俺の名前はゾフィー。町一番のコックだ!飯のことなら任せろ!」
金髪神官服大男「私はリーゼン。レイグラード神殿の神官長です。」
銀髪のお姉さん「そして、私がルイスよ。幼馴染だもの、もちろん覚えているわよね?」
レイアス改めレイナ「で、私がレイナだって言うのね。はぁ~なんか口調も女みたいだし。まだ信じられないわ、本当に女になっちゃったのね。」
ルイス「私たちからみれば、突然レイナが『私は男よ!』って言いだして、びっくりしたけれどね。」
ゾフィー「そうだぜ~、普段からレイナはボケてるが、今日のはボケを通り越してただの馬鹿だ。」
レイナ「なんですって!?男になってもツンツンなのねソフィー、じゃなかったゾフィーは!」
ゾフィー「俺は最初から男だ!女になった覚えはねぇ!」
リーゼン「まぁまぁ落ち着いて。どうやらこの鏡の効力に掛かっているのはレイナさんだけのようですね。」
粉々に砕けている手のひらサイズの鏡ようなものを検分しながらリーゼンは答える。
リーゼン「この鏡からは魔力の残滓を感じます。神物だと聞いていましたが、コレは......。おそらく魔族に関係するマジックアイテムでしょう。」
ルイス「......。」
レイナ「魔族のマジックアイテム、ねぇ。確か、私の記憶では、この依頼帝国からギルドに来た依頼だと思ったんだけど。ねぇ、帝国騎士団隊長のルイスさん?」
ルイス「私に聞かれてもね。守秘義務って知ってる?」
レイナ「あ~ハイハイ。いつものね。で、もう一つ。本当に私にしか影響していないの?私からするとここに居る全員に鏡の影響が及んでるように思えるんだけど。」
ゾフィー「なー、とりあえず一旦戻らねぇか?戻ってからでも話は出来るだろ?」
リーゼン「そうですね。一旦戻りましょう。そして、私の憶測が正しければレイナさんにだけ効力が及んでいるということがすぐ分かるはずです。町に戻れば。」
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