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リビングへ入るとデイビッドがハッとしたような顔をした。
「どこかで聞いた名前だと思ったら、前にジュディの部屋で見た本の著者の名前だ」
ジュディスはドキリとした..さすが警察官だけあり記憶力はかなり良かった。
「大学の先生の著書だから..興味があって読んでたの。ハリス先生、天文学の博士号を持ってるの」
さすがにこんな事で疑う訳はないだろう。
自分の通っている大学の教授が執筆した著書を読んだだけなのだから。
案の定デイビッドはその事に触れもせずソファーにどっしりと、もたれ掛かるとネクタイを緩めふぅと小さく溜め息をついた。
ジュディスは自分の部屋へ帰ろうとするとデイビッドが隣へおいでとソファーを小さく叩いた。
彼女はデイビッドの隣に座ると内心不安だった..
先程までウィリアムとずっと愛し合い、彼の香水が残っていないか..シャワーは浴びたが鼻のいいデイビッドなら嗅ぎ付けられそうな気がした。
「..ねぇパパ、ママ帰って来ちゃうよ」
「こんなに早く帰って来ないよ」
デイビッドは彼女の首筋にキスをすると背中に手を回し服を捲し上げようとした。
ジュディスはこのままではいけないと思い、その手を掴んだ。
「パパ、ちょっと今日は勉強のし過ぎで疲れちゃったみたい..口でするから許して」
「分かったよ」デイビッドは小さく微笑んだ。
ジュディスは床に降りると彼の足元へ移動した。
ベルトのバックルを外し、チャックを下ろすと下着の上からでも分かる位の形を成したモノを優しく下着から出した。
ジュディスはソレを咥えるとフェラを始めた..
デイビッドから荒い息が漏れ、思わず彼女の髪を掴み更に奥へと咥えさせた。
ジュディスは喉の奥にソレが当たり吐きそうな感覚に陥った。
暫くするとデイビッドは射精をして、彼女はその精液を飲み込むと彼にキスをした。
「吐き出さなくて良かったのか?」
彼は悪戯な笑みを浮かべながら聞くと、「別にいいよ」とジュディスは微笑んだ。
今日のデイビッドにはウィリアムの匂いは気付かれずに済んだ。
仮に気付かれても一緒の車内にいたのだからなんとでも誤魔化せただろう。
しかしsexの痕跡を嗅ぎ付けられるのが怖かったのだ。
何とかやり過ごせる事が出来て彼女はホッとした。
再び隣に座るとデイビッドに寄り添い、力無く垂れているペニスを弄りながら「私とsexした日はママとしないで欲しいの..その逆も」と小さく呟き、デイビッドを見つめた。
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