あとひとり。
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「飛び降りたんだって」 景が、淡々と喋る。 この子は、誰? 「でも、落ちた先が花壇だったから、命だけは助かったって」 この子は、誰なの? 「ずっと、眠ってるの」 景は、首をゆっくりとまわして、紗耶香と目を合わせた。 「これは、復讐、なのかもしれないね」 景の口角が、糸で持ち上げられたかのように吊り上がり、三日月型の紅い線が浮き上がった。 それは、笑いだった。
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