第1章

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『あ。。猫。。。』 つい口から出てしまった。 “あ、もしかして、猫アレルギーをお持ちですか?” 男性の店員は、少し申し訳なさそうに尋ねてきた。 『あ、、いえ、、ビックリして。。』 ここ最近、仕事に慣れるのに必死で周りをよく見てなかったせいか、動物自体を見るのが久しぶりな気がした。 だから少しビックリしたのだ。 ”そうですか、いやこの子いつもは外で散歩してる事が多いんですが、今日は暑いから避難してきたのかもしれませんね。” そう言って店員は、口角を少し上げて微笑した。 なんとなく上品さを感じさせる仕草だった。 そんなことを思っていると。
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