__ 01夢と現実

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数十秒の沈黙が続き 千「 …私帰るね?」 ベッドに1人残された俺は千晃さんの小さな背中をぼんやり見つめていた これでいい 間違いを起こさなくてよかった そう思ったのに、部屋を出る瞬間一度だけ振り向いた千晃さんは 千「 ……大輝っ 」 ただ一言 ポツリと俺の名前を口にした その瞬間、我慢していた全てが簡単に崩壊して気づいたら千晃さんを強く抱きしめていた なのに、抱きしめてる感覚がない それどころか徐々に薄れていく千晃さんの身体 大「 待って、待ってよ千晃さん!!」 消えないで
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