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バッと勢いよく千晃さんを離して、全くわからない状況を理解しようとしていると
秀「 ほらー、大輝やっぱり心配してんじゃねーか。やりすぎだバカ 」
千晃さんの頭をポコッと叩く秀太くんに
千「 もー!秀ちゃん痛いよっ 」
ってプーっと頬を膨らませて怒る千晃さん
大「 ………。」
そして、二人のやり取りをわけも分からないまま見ている俺。
秀「 あ、千晃もうそろだぞ。…俺はもう帰るからな 」
え?今なんて?…俺は帰る?…千晃さんは?
俺に目線を移した秀太くんはニカッと笑いながら
秀「 んじゃ、あとは頼んだぞー 」
って言いながら出ていってしまった
大「 え、あの…千晃さん?」
ようやく俺の言葉でクルッとこちらに向いた千晃さんはケータイを一瞬見てポッケにしまい
千「 大輝 お誕生日おめでとう!!!」
大好きな満面の笑みで拍手をしている
大「 ……… あっ!」
秀太くんがもうそろって言ったのも、ケータイを見たのも、そういうことか…
大「 ありがとうございます!!!!…でもなんで、秀太くんは千晃さんを置いて先に帰っちゃったんですか?」
千「 なんか秀ちゃんは〝 お前だけの方が絶対喜ぶから祝ってやれ 〟って!あと、宇野ちゃんからも〝 大輝どうせ家でぼっちだから 〟って!」
なんて、クスクス笑っている千晃さん
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抱きしめられたことに無反応で
めんさんにおめでとうを言うことしか
頭にない千晃ちゃんがただただ愛おしい…
ド天然千晃ちゃん可愛いですよね…!?
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