__ 03 誕生日

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バッと勢いよく千晃さんを離して、全くわからない状況を理解しようとしていると 秀「 ほらー、大輝やっぱり心配してんじゃねーか。やりすぎだバカ 」 千晃さんの頭をポコッと叩く秀太くんに 千「 もー!秀ちゃん痛いよっ 」 ってプーっと頬を膨らませて怒る千晃さん 大「 ………。」 そして、二人のやり取りをわけも分からないまま見ている俺。 秀「 あ、千晃もうそろだぞ。…俺はもう帰るからな 」 え?今なんて?…俺は帰る?…千晃さんは? 俺に目線を移した秀太くんはニカッと笑いながら 秀「 んじゃ、あとは頼んだぞー 」 って言いながら出ていってしまった 大「 え、あの…千晃さん?」 ようやく俺の言葉でクルッとこちらに向いた千晃さんはケータイを一瞬見てポッケにしまい 千「 大輝 お誕生日おめでとう!!!」 大好きな満面の笑みで拍手をしている 大「 ……… あっ!」 秀太くんがもうそろって言ったのも、ケータイを見たのも、そういうことか… 大「 ありがとうございます!!!!…でもなんで、秀太くんは千晃さんを置いて先に帰っちゃったんですか?」 千「 なんか秀ちゃんは〝 お前だけの方が絶対喜ぶから祝ってやれ 〟って!あと、宇野ちゃんからも〝 大輝どうせ家でぼっちだから 〟って!」 なんて、クスクス笑っている千晃さん _____ 抱きしめられたことに無反応で めんさんにおめでとうを言うことしか 頭にない千晃ちゃんがただただ愛おしい… ド天然千晃ちゃん可愛いですよね…!?
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