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バチッと目が合うと大きな瞳がパチッと瞬きをして
千「 さっきから上の空じゃない?どうしたの?」
大「 いや、なんか……夢みたいで…… 」
俺は何言ってんだ。
千「 ん?夢?」
大「 あー、……こ、この前見た夢と似てて!」
千「 私が出てきたの?ふふ 」
口元を抑えながら、何か不思議だね〜。なんてクスクス笑ってる姿すらも愛おしいと思った
千「 ねえ!大輝見すぎだよっ 」
気づけばさっきまでとは違う表情に変わっていて
千「 あ!!ケーキ買いに行こうよ!」
サッと立ち上がって次は千晃さんが俺の腕を掴んだ
そんな思いもよらない発言に、えっ…… ってアタフタしてると
千「 この時間だとコンビニになっちゃうけどせっかくお誕生日おめでとうって一番に言えたし! 」
ほら早く行くよ!って両腕を掴まれて立ち上がらされた
大「 気持ちだけで大丈夫ですよ?」
きっと言っても効かない人だけど(笑)
千「 行くの!ちゃんとお祝いしたいもん!」
ほらね
大「 ……けど、コンビニのケーキ(笑)」
千「 お、応急処置だもん!」
なんて言いながらまた俺の腕を掴んで玄関までスタスタ歩き始める
そんな後ろ姿にニヤケが止まらなくなった
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