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第4話 いつの間にか。。
「よく見ておけよ。こうやるんだ。」
優多の先端を指の腹で優しく押すとちゅぷ…ちゅぷっ…と音を立てた。
溢れて来た蜜が付いた指先を裏筋に撫で付け、手の平で包み込み左右にゆっくりと動かした。
「はぁっ…くっ…あぁっ!!」
もっと声が聞きたくて、彼の頸を甘噛みしながら、もう一度先端を指の腹で刺激し優多の分身を握り、緩急をつけて扱いた。
「あっ…嫌だ…もうやめて…」
言葉とは裏腹に彼の先端から透明な液体が溢れ出ていた。
堪らず彼の身体を自分の方に向かせ深い口付けを交わした。
燃えたぎるように心が動き、ドクンッドクンッと脈を打ち、そそり立った自分の分身を左手で掴み、彼のそれと自分の物を擦り合わせ、同時に扱いた。
口の中のぴちゃっぴちゃっと鳴り響く甘い唾液の音と2人の下半身から聞こえてくる、くちゅっくちゅっといやらしく甘美な響きが部屋中を包み込んだ。
「尊兄あぁっ…おかしくなっちゃう…」
「もうイキたいのか?イキたいならちゃんと言うんだ。」
「うぅっ…尊兄…お願い…」
「良い子だ。俺の可愛い優多。」
俺は手の動きを早め上下に強く扱いた。
「ふっ… あっ…」
喘ぎ声が止まらない優多の肩を強く噛んだ瞬間
「ん…あぁっ…!!」
優多は叫び声をあげ、白く暖かな液体を俺の腹に放出した。
眼を潤ませうっとりとした優多の表情を見て、自分も数回扱くと直ぐに射精した。
俺は息が上がり呆然している優汰の額にそっと口付けをした。。
「雨止んだな。」
尊に言われ優多は窓の外を見ると、雨はいつの間にか止んでいた。
雨が降っていた事すら忘れていた。
こんな事はあの日以来初めてだった。
「一緒に風呂に入ろう。」
優多は尊に抱き上げられ、浴室に入り全身を綺麗に洗らわれた。
風呂から出るとソファーに座らされ、目の前で尊がベッドのシーツを取り換えてる姿を見て優多は恥ずかしさで頬が紅く染まった。
尊は振り向き
「どうした?思い出してたのか?耳まで赤いぞ?」
にやにやしながら、俺に言った。
「そんなんじゃない。風呂に入ってのぼせただけだ!」
俺が精一杯の強がりを言うと
「そうか。」
尊は笑いながら再び俺を抱き上げ、ベッドに寝かせた。
尊に正面から抱きしめられ、彼の温かい体温と鼓動に包まれ俺は直ぐに眠りに落ちた。。
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