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「お待たせ致しました。」
カウンター越しに出てくる香り豊かな珈琲。
珈琲を差し出すその手にも、男にしては細くてスラリと長い指。
筋張った手首。
肘まで捲られた袖から見える腕には細いがしっかりと筋肉が付いている。
思わずガン見している俺に、「何か?」と、問いかけてくる笑顔のマスター。
この営業スマイルを崩したくなる。
この人はどんな顔をして女を抱くのだろう。
俺が「好きだ。」と言えば、この営業スマイルは、崩れるのだろうか?
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