向日葵のLove Song

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俺は受信済みのメールを開き、一つずつ丁寧に返信していく。 『和也、ご飯食べてる?』 『夏奈の手料理が食べたいよ』 『ラジオにゲスト出演してたよね! 永久保存版にしちゃうぞ』 『あれを聞いてたのか? 恥ずかしいな』 『眠れてる? ギュッて抱きしめてあげたいな』 『そうだな。夏奈が横にいてくれれば、安心して寝られるはずだ』 『今日は向日葵がたくさん売れたの。みんな、笑顔になれるといいね』 『夏奈の笑顔が、みんなを笑顔にさせているんだよ』 『空が青いよ。和也も見てるかな? 会いたいな』 『空は透き通る青空だ。一緒に見上げよう』 メールを受信して小刻みに震えるスマートフォン。まるで、夏奈が返事をしているように感じる。 そして、最後のメッセージに返信した。 『プロポーズした時の、夏奈の泣き顔が忘れられない。あんなに喜んでくれるなんて、思ってもみなかった。それどころか、断られたらどうしようって怯えていたんだ。ありがとう、俺を好きになってくれて。ずっと、夏奈が好きだった。これからも隣で支えてくれ』
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