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私は秀くんが気になって見守っていると、 秀くんの腰に巻かれているタオルから 友達の手が離れ、 タオルは一瞬で下に落ちた。 私は目をそらす暇もなく 秀くんのお尻を しっかりと見てしまった。 友達がタオルを拾ってすぐに隠したけど、 みんな笑っている。 きっとみんなが見たと思う。 「ふざけんな。わざとだろ?」 「違う。ハプニングだって」 ジャージに着替えた秀くんは、 「おまえが、お茶さえかけなきゃ、 お尻見られなくてすんだのに」 と口を尖らせて私に言う。 そうです。 引き締まった美しいお尻を 生徒の目にさらすことになってしまったのは、 私のせいです。
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