唐突な別れ

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ーーーーーー蕾sidーーーーー ( いつも通り学校に行って友達と別れて帰って行ったら、いきなり誘拐されて、ふとももを千枚通しで刺して来てなんでこうなったのよ…普通に真面目に生きていたのに…今更好きになれるわけないじゃん…でもここで隼人くんの望む答えじゃなかったらきっと殺される…) 隼人の問いかけに深く考え込み蕾が微かな声で答えた。 「じゃあ、ロープを解いて欲しい。そこからまた一からやり直そう?もう逃げたりもしないから、お願い。」 隼人は一瞬考えるような顔をしたがすぐに返答した。 「よし、分かった。最後にもう一度お前を信じるよ。ごめんな痛い事をして、でもこれもお前が好きだったからしたんだ」 「大丈夫…」 隼人はまるで先程とは全くの別人のような優しい顔つきになった。もとより隼人は比較的かっこよく、長身で筋肉質な体だけあって女性にモテていた、だがもう蕾の中では隼人の事は恐怖以外のなにものでもなくなっていた。返事をした後隼人はすぐにロープを解いてくれた。 (とりあえずは大丈夫かな?手首が痺れてるし、ふとももが痛い指も、あちこち痛いよ…解放されたのはいいけど、どうやって逃げたらいいのかな…まず歩く事もままならないし…体力を回復して隙を見て逃げ出さないと…絶対警察に通報するんだから。) 「蕾、愛してるよ」 隼人はロープを解くなり蕾をベットに倒し耳元で囁いだ。囁いだ瞬間蕾の全身から冷や汗が出て来た。それはそうだ先程まで殺される思いをして次は愛してると愛を囁く。蕾からすればそれもただの拷問となんら遜色がない。 (うぅ~怖いし寒気がしてくる…) 「私も愛してます。」 蕾は口では愛してると答えたがなんら愛のかけらもない。隼人は蕾からの言葉を聞き納得した顔をしてキスをしてきた。 「ん…」 (凄い血の味しかしない…不味い…早く離れてよっ。) 一分程の長いキスが終わると隼人は蕾を見つめまたキスを頬に、その次はおでこ、首、鎖骨と段々と下に伸びていき、服を脱がしてきた。若干の抵抗を見せるが怖くて結局体を許してしまった。最後の抵抗としてマグロになることを決意した蕾は無心になり隼人が果てるのをただひたすら待っていた。 「あぁ~、つ、蕾いいねぇ最高に可愛いし、あーてかそろそろイキそう…」
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