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刑事さんは、それもメモを取っていた。そして、最後に私にこう告げた。
「むやみやたらにこのことをしゃべらないように。身辺に危険が及ぶ可能性がある。宇野原女子高の子なら賢いから理解できるよな?」
私は静かに頷いた。この忠告は、天野家の手が警察まで回っているからなのか、それとも殺人事件として捜査が既に始まっているからなのか。どちらにせよ、この話をべらべらウワサ話として喋るのは危険だ。もっとも、大切な友だちが亡くなってるから、そんな軽はずみなことはしない。
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