いつかどこかで

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するりと頬をなでて たよりなく通り過ぎる やさしい風は いつかのせつなさ呼び覚ます 雨の気配を連れて 泣き出しそうな色した ぬるい風は いつかのさみしさ思い出す ひとりぼっちで泣いていた 涙を忘れた女の子 心だけが濡れていた いつかどこかで感じた匂い 記憶のどこか 雨の音 いろんな事が 多重露光のように重なって あふれ出す でも本当は 思い出のせいじゃないんだよ
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