第1章

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ある晴れた秋空。 村上純子は家の鍵をかけ出勤した。 『あーちょっと遅くなっちゃった。 電車間に合うかなー。』 長髪の22、3才の容姿。利発そうな顔立ち。 スマートないで立ちで道路を走る。 駅まで小走りで改札を通る。 階段を駆け上がり電車に飛び乗る。 ドアが閉まり電車が走り出す。 乗客は比較的混んでいる。 車内は朝の陽ざしが差し込んでいる。 純子は窓の外を眺める。 川を渡っていく。 『おはようございまーす!』 純子は会社に到着した。 『おはよう。』 『おはよー。』 会社の人達が出迎えてくれる。 デスクに座ると隣の美知子が話しかけてきた。 『純子、昨日仕事終わりどっか寄った?』 『ううん。』 『最近、あまり遊びに行かないの?』 『うん。』 『まあ。仕事忙しいからね。家でゆっくりするのもいいか。』 パソコンに向かってエクセルの帳票を作る。 2時間位その作業をしていたらお昼になった。 会社の食堂に美知子と向かう。 社食を食べながら美知子と話す。 『今日、時間ある?少しBARにでも飲みに行こうよ。』 『うん。いいよ。』 午後の仕事もパパっと済ませ美知子と会社を出た。
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