夢魅せの姫

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・レイアスはガナンに用事を頼まれ、コロック遊歩道への遣いの途中であった。 用事を済ませ帰路につこうとしていた時、聞きなれない歌声が聞こえてくる。レイアスは声の聞こえる方へゆっくりと近づいて行く。声はおそらく目の前の木の向こうから聞こえる一歩一歩近づく事にレイアスの足は重くなり気が遠くなる感覚に苛まれて行く。そしてレイアスは声の主の姿を見る前に地面に伏せ寝落ちてしまう。 ザッ ザッ ザッ とレイアスに近づく影。そしてレイアスを見下ろし声の主は「やっと会えたね。」 と不敵に微笑む。 ・ロイ「レイアスおきろ!」大きな声に驚き飛び起きると目の前にはロイの姿がそこは見慣れない場所(教室)見慣れない格好(制服)レイアス「俺どうして、、、」と自分の状況が理解できない様子。 ロイ「またお前は授業中に変な夢でも見てたんだろ?」とロイに小突かれる。レイアス「夢、、、?」「確か森の中で、、、」と考えようとした時にチャイムが考えを遮る。ロイ「次は体育だぞお前も早く着替えろよ」と先に教室を出て行く。レイアス「、、、俺どうしたんだろう?へんな夢見ておかしくなったかな?」とない記憶と周りの様子に合わせ着替えを済ませて教室から出て行く。そこに聞き覚えのある歌が聞こえてくる。「この声、、、この歌、、、」振り返るとそこには知らないはずなのにどこか懐かしい女の人が立っていた。 声の主「やっと会えたねレイアス?」その声を聞いた途端沢山の感情と触れてはいけない記憶の波がフラッシュバックしレイアスはその場に倒れこむ。 歌を武器に人に夢を見せる能力を持つこの女性とレイアスとの間には一体なにがあったのか!?
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