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次の週、中学校の前で近所の友人に捕まった。
笑い話程度に男の話をすることにした。
｢いつもここを歩いてる若い子がいてさぁ、こないだ近くで見たらおじいちゃんだった！｣
｢あはははは！｣
｢視力はいい方なんだけど、やーびっくりしちゃったよ…。
あ、ほら！あの人だよ！｣
ちょうどドンピシャ！
老人が歩いてきた。
｢あの白髪がさ、てっきり染色かと思っちゃって………………ん？どうかした？？？｣
私の促す方を見ながら、友人はなんとも言えない面持ち。
｢誰もいないよ…？｣
えっ！！？
またやっちゃった！？
あれ、人じゃなかったんだ！
｢あ、あー……ごめん、見間違えたわー｣
ううっ、踏んだり蹴ったりだ！
幽霊ならもっとヒュードロドローみたいな格好をしてくれ！
いい年して色めき立っちゃったよ、おじいちゃんに！
しかも霊っ！！
それにしても、なんであんなロックな服を着てるんだろう…気になる……気になるよぅ……！
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