1章 あの日僕らは出会った

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いつものように遊んでいたときだった。 「私、もうすぐ帰るんだ」 分かっていたことだが、夏休みが終われば学校が始まる。もちろん美琴は帰らなければいけない。毎日が楽しくてあっという間で、せっかく仲良くなった美琴が居なくなってしまうのか。 「来年も来るの?」 「んー分かんない。暇だったら遊びに来るよ」 「また、遊ぼうぜ」 美琴も少し寂しそうに見えた。でもすぐにニコニコと笑って、いつもの調子に戻った。 そして美琴は去って行った。
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