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「さて、何から説明しようか?」 私は椅子に座って、男を見上げた。男はテーブルの上に浅く腰掛けていた 「なぜ、私が悪夢に悩んでいると?」 「それはね、あんたが既に悪夢に体を侵食されてるから。 悪夢ってやつはね、大きく育つと夢見てる本体の体も魂も乗っ取ってしまう。そうなると、色々と悪さをするから、俺たち夢売りが退治するのさ」 「乗っ取られた人はどうなるの?」 「運が良ければ悪夢だけ祓って元通り。悪けりゃ…分かるよな?」 私は無意識に手をきつく握りしめた。男は既に私は悪夢に侵食されていると言っていた。多分残された時間は少ない 「今なら、まだ間に合う。胡散臭い俺に任せる気はあるかい?」 「頷くには、あなたは怪し過ぎる。少し、あなたのことが知りたい」
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