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「……なんかハムハム食べるみたい」
サラメンコの前には山積みにされたハムスターの丸焼きのようなクッキー。
「あ、でも意外とふわふわだ」
その内の一番大きくててっぺんにあるのを手に取り一口齧ると……。
「ぎゃあ!?痛い!」
「ぎゃあ!何してるのハムハム!?」
互いに悶える二人?二匹?
「……何してるの?」
そこへドスドスと大きなトレイを持ったミズキンダが戻ってきました。
「ボク、ミズキンダに味見を任されて試食してたらクッキーのほろあたたかさで寝ちゃった」
「うぅっ……。食べちゃった、ハムハム食べちゃった」
「いつかミズキンダに食べられるかと思ってたけど、まさかサラに食べられそうになるとは夢にも思わなかったよ」
ハムハムのふわふわな毛の感触が口に残るサラ。
サラの歯形がくっきり身体に残るハムハム。
どっちも気の毒だなー。
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