ドロー・ドロー

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 にんまり、と私は微笑む。 本当は恥ずかしいし、どっか行ってって思うけれど、私はいつもアツ君にされているのだ。  思い知れ、私の想い。 「いつも言ってくれるの、嬉しいの。だからやめないでね。それから私も言うから」 「わ、わかったから……あーっ、ちょ、無理っ!」  まだまだこんなものじゃない。 私も暑い、暑くて熱くて、のぼせそう。  私はクールビューティーなんかじゃない。 すぐにバグっちゃうくらい、熱が凄いのよ。 全部全部、アツ君の全部に恋してるから。 「ふふっ、立場逆転ね?」  真っ赤な顏をしたアツ君の手を握る。 自分からこんな事をした事もなくて、でもしてしまえば、アツ君はちょっと驚いて、それから嬉しそうで。  今までしなかった事を反省した。 私がやられて嬉しい事は、アツ君も嬉しかったんだと知った。
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