第3章 新しい友達

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《30分後》 「「ご馳走様でした」」 お弁当を食べ終えた頃には、もう昼休みの終わりの時間で私が立ち上がろうとすると御剣さんから声が掛かった。 「桃枝さん。良ければ、今度また一緒に昼ご飯どうでしょうか」 「もちろん、喜んで!あの、良かったら連絡先を教えて貰えませんか?」 「ええ、構いませんよ。携帯貸してもらえますか?」 携帯を渡すと御剣さんは直ぐに登録を終えて私に返すと屋上を後にした。 御剣さんは、どう思ってるか知らないが私は友達だと思いたい。こんなに話していて楽しくて安心する友達は初めてで私は嬉しい気持ちのまま、屋上を後にした。
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