第3章 新しい友達

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《次の日》 私は昼用に作ってきたお弁当を持って歩いていると階段を降りようとした所でつまづいてしまい身体が宙を舞った。 いずれ来るだろう痛みに強く目を瞑るも、いつになっても痛みはなく謎の温もりに包まれていた。 恐る恐る、目を開けるとそこには・・・ 「み、御剣さん!?」 「・・・貴方とは階段で縁があるようです」 「す、すみません!」 階段から落ちた私を御剣さんが受け止めてくれたらしく御剣さんは床に身体を預けていた。 急いで立ち上がると、御剣さんはゆっくりと立ち上がり私を一通り見て安心したように、微笑んだ。 「怪我はしてないみたいですね。良かった。」 「本当にすみません!迷惑ばっかりかけて・・・御剣さんは怪我してませんか?」 「平気ですよ。それより、今からお昼ですか?」 「は、はい・・・御剣さんは?」 何故か知らないが私が持っていたお弁当は無事であり、一安心するも御剣さんは手ぶらだったらしく私の質問に困ったような表情をした。 どうかしたのかな? そう思っていると、階段の下で人の声が聞こえた。 「あ、誰か・・・・・・って、御剣さん!?」 御剣さんは黙ってその場を立ち去ってしまい、私は急いで後を追った。
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