第3章 新しい友達

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急いで後を追ったのに全く御剣さんが見つからずに困っていると急に腕を引かれた。 目を開けると、そこには御剣さんが居て周りを見渡すと場所が把握出来た。 どうやら、何かに使う倉庫のようだ。 「あの・・・助けて貰ったお礼に一緒にお弁当を食べませんか?食べてなかったら、ですけど。」 「言いにくいんですが、弁当を買い忘れてしまった ので一緒にと言うのは難しいです」 「お昼はどうするんですか?」 「食べないでやるしかないでしょうね」 「だったら、私のを一緒に食べませんか?」 御剣さんは面食らった表情をしていて、私は失礼だったかと思っていると、不意に髪を撫でられた。 「貴方さえ良ければ、そうさせてくれますか?」 「!はいっ!」 私は一緒に食べられる事が嬉しくなったが、ふと思った。 あれ?なんか懐かしいような・・・気のせいだよね。 何故か懐かしく感じた気がしたが、この間初めて会ったばかりなのに何を思っているんだと私を頭を振って御剣さんと倉庫を出た。
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