第3章 新しい友達

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屋上で食べる事になり私と御剣さんは屋上にあったベンチに座った。 私は予備で箸を持ってきていた事に感謝した。 「御剣さん、どれか食べてみて下さい!」 「では、頂きます」 そう言って、御剣さんは卵焼きを口に入れた。 どうだろうと思っていると、御剣さんは美味しいと言ってくれた。 「あ、ありがとうございます!」 「桃枝さんも、食べて下さい。私は大丈夫ですから」 そう言われたので私もお弁当を食べていたのだが、ふと思い出した事を言った。 「あの、御剣さんは何でさっき階段で何処かに行ったんですか?」 「仕事を思い出したので済ませに行ったんです」 「そうだったんですね」 人に会いたくないように見えたのは気のせいだったのかな? 特に気にすることもなく私は御剣さんとお弁当を食べ続けた。
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